2021年の人民元資産運用結果をまとめました。
2021年は中国A株と銀行理財商品で資産運用し年間損益は+31,125.89元(=566,950円)でした。※1元=18.21円で計算
内訳は理財商品+47,067.25元、A株-15,941.36元でブログで集計を始めた2019年以降最悪の結果です。
中国株損益
中国A株は中国の証券会社「東方証券」で売買しています。2021年年初の証券会社口座の資産は107,781.28元。
年末の資産は91,839.92元です。中国A株の損益は-15,941.36元(=-290,368円)です。
月毎の損益
月毎の詳細は下記の通り。
月 | 収支金額 | 月損益率 | 上海総合騰落率 |
---|---|---|---|
1月 | +3,721.39 | +3.46% | +0.29% |
2月 | -1,393.72 | -1.26% | +0.75% |
3月 | -6,076.03 | -5.52% | -1.91% |
4月 | -78.72 | -0.09% | +0.14% |
5月 | +4342.69 | +4.18% | +4.89% |
6月 | -1,181.15 | -1.09% | -0.67% |
7月 | -15,799.74 | -14.75% | -5.40% |
8月 | -2,662.04 | -2.92% | +4.31% |
9月 | +987.93 | +1.11% | +0.68% |
10月 | -1,244 | -1.39% | +0.87% |
11月 | -1,819 | -2.05% | -1.56% |
12月 | +5,261.02 | +6.06% | +2.24% |
7月に中国政府による各種規制強化の影響を受けて、全ての保有銘柄が下落しました。1か月で15%近く証券口座の資産を減らし、そのまま回復することなく1年が終わりました。
▼沪深300指数と私の資産の比較
6月までは、沪深300指数とほぼ同じパフォーマンスだったのが、7月に大きく下落し指数を下回りました。その後は沪深300指数と同様のパフォーマンスでしたが、7月の下落が響き年間で見ると指数より9.63%下回っています。
▼上海総合指数との比較
上海総合指数は年間でプラス4.8%。上海総合指数と比較すると20%近いアンダーパフォーマンスです。
売買履歴
2021年1~9月までの株売買履歴は過去ブログに記載しています。
10月~12月は中国A株を一度も売買していません。
持ち越し銘柄
2022年に持ち越したのは、下記7銘柄です。(保有額の大きい順)
- 三一重工
- 五粮液
- 立讯精工
- 中国平安
- 海螺水泥
- 美的集团
- 中概互联ETF
証券口座の資産の内9割以上が株。キャッシュが1割未満という状況です。
特に三一重工や五粮液が大きく下げ、去年の利益が吹き飛びました。
▼三一重工チャート
▼五粮液チャート
理財商品利息
理財商品は浦発銀行のを購入しました。
購入した商品・期間・利息は下記の通りで年間の利息収入は47,067.25元(=857,318円)です。
- 2020/12/02-2021/03/02 利息:11,340.00元(高净值同享盈增利之100万起3个月)
- 2021/03/09-2021/06/07 利息:11,700.00元(高净值同享盈增利之100万起3个月)
- 2021/06/09-2021/09/08 利息:13,208.95元(季季鑫(手机银行专属))
- 2021/09/10-2021/09/13 利息:454.35元(天添盈增利)
- 2021/09/15-2021/12/15 利息:14,017.95元(季季鑫(手机银行专属))
直近で購入していた「季季鑫」の1日当たりの利息は154元。年利換算すると4.134%でした。
▼2021年の理財商品に関する過去記事
2021年12月後半に理財商品で運用していた人民元を日本に国際送金しました。
去年は一部しか送金できなかったため今年再度送金する予定です。まだいくら送金できるのか分からないので、現在は理財商品を購入せずに現金で持っています。
今年は運用資金が大幅に減るため今までのような利息は貰えなくなります。
今後の資産運用方針
中国株は政府の規制によって急激に下がるリスクがあり、個別株の投資はギャンブルに近いです。今年もあまり株価が上がるとは考えられないので、時期をみて中国A株投資は撤退しようかと考えています。
以前国際送金の記事で書いた通り、現在保有している人民元を全額日本に送金できるのか不明な状況です。これ以上貯めても持ち出せない可能性があるので、今年は積極的な人民元の資産運用は考えていません。※理財商品の利息や株式益は国際送金できません(2021/12中国銀行の窓口で国際送金担当者に聞いた話)。給与を超える額の運用益を得ても中国国外に持ち出し出来ない可能性が高いです。
逆に、今は日本で保有している日本円で資産運用する方法を模索しています。
住民票が日本に無いので制約が多いですが、いくつかのFX会社では海外在住者でも口座開設や投資が出来るようです。
世界的なインフレと円安の進行によって現金で日本円を持っていても価値が目減りしていく状況です。超長期的には今のトルコのように日本円も価値が無くなり、外貨に両替するのにも高額の税金がかかるという事もあり得ると思っています。
まとめ
去年1年間の人民元資産運用結果をまとめました。去年は中国A株がマイナスだったため、ここ数年で最悪の運用結果となりました。
ちなみに、去年1年間の生活費(人民元の総支出額)は62,690.04元(=1,141,883円)でした。去年は資産運用による収入が少なかったのでFireとは程遠い状況になりました。
▼2020年運用結果
▼2019年運用結果