銀行理財商品買い替え~定期預金型からファンド型へ

先日、購入していた浦発銀行の理財商品が満期を迎えました。いつものように同じ商品を購入しようとすると、既に販売上限額に達して購入不可となります。仕方が無いので、別の理財商品を購入する事にします。

購入時にどのような条件で理財商品を選んだか等をまとめてみました。

今まで購入していた商品

今まで購入していた商品は浦発銀行の「高净值同享盈增利之100万起(3个月)」です。

過去ブログ記事でも何度も取り上げています。

▼前回(2021年3月)購入した際の記事

ai-china.hatenablog.com

この理財商品は、定期預金と同じように事前に期間・予定金利「预期收益率」が決められており、満期時に元本に利子がついた形で払い戻しされます

「元本保証無し」と記載されていますが、基本的には予定金利通りの利子が付きます。少なくてもこの商品で予定金利が守られなかったことは一度も無いです。

前回購入した商品も90日後の満期時には利子11,700元+元本が振り込まれました。

  • 1,300,000×0.0365÷365日×90日=11,700 (購入金額130万元、予定金利3.65%)

ただ、全ての理財商品が安全というわけでは無く、去年には「工商银行」、「招商银行」や「建设银行」の理財商品が元本割れしたと大きなニュースになっていました。

ai-china.hatenablog.com

理財商品を購入する条件

理財商品に対する規制は年々強まっています。特に「资管新规」の影響で私が今まで購入していたような「预期收益率」が表示された理財商品は2021年末までには販売禁止となります。※当初は2020年末までだったのが1年延期になった。

既に販売上限額の引き下げが続いていて購入するのが難しい状況です。

今、浦発銀行で販売しているのは大部分が「净值型产品」となります。これは「ファンド」と同じように基準価格が設定されていて、購入時の基準価格が、売却時の基準価格より高ければその差分が利益となるものです。

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この「净值型产品」の中から以下の条件で購入する商品を選びます。

  • 期間3か月の商品
  • 浦発銀行の商品(代理販売ではない商品)

期間が長い方が金利が高くなる傾向がありますが、急に日本に帰任になった場合に商品を現金化できないリスクがあります。※浦発銀行では2021年3月から理財商品の転売「转让」が出来なくなった。

逆に期間が短いと金利が低くなるのと、購入申込前後の利子が付かない期間があり最終的な利回りが低くなります。

そのため、期間:3か月の商品を購入します。

また、私は上海に来てからずっと浦発銀行の理財商品だけを購入しており他の銀行の商品は詳しくないので、今回も浦発銀行の商品を買います。

この条件でスクリーニングし半年年化收益率が高い商品「季季鑫(手机银行专属)」を購入することにしました。

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まとめ

今まで購入していた浦発銀行の「定期預金型」の理財商品が購入できなくなったため、「ファンド型」の理財商品を購入しました。

満期時にいくら利子が付くのか計算できないので不便ですが、時代の流れなので仕方が無いです。