【人民元資産運用】「ファンド型」銀行理財商品を購入した結果

9月8日 購入していた浦発銀行の理財商品が満期を迎えました。

私は中国で働いてから理財商品を買い続けていますが、今年に入ってから各種規制強化で今まで購入していたタイプの商品が販売禁止となりました。新しく購入した「ファンド型」商品が満期となったので運用結果等をまとめました。

理財商品の規制

理財商品の規制については過去ブログでまとめています。

▼外国人の購入限度額規制と申請方法

ai-china.hatenablog.com

▼元本保証・予定金利を明記した商品の販売禁止

ai-china.hatenablog.com

今までは定期預金と同じように事前に期間・予定金利「预期收益率」が決められた商品を購入していました。販売禁止となったため、3か月前に購入したのがファンド型の商品「季季鑫(手机银行专属)」です。

「ファンド型」銀行理財商品を購入した結果

期間91日の商品「季季鑫(手机银行专属)」を購入した結果は以下の通りです。

  • 購入時(6月9日)基準価格:1口=1.0371元
  • 満期時(9月8日)基準価格:1口=1.0474元

購入数は1,282,422.14口。

そのため、利息(利益)は (1.0474元 - 1.0371元)×1,282,422.14口=13,208.9480元

「季季鑫(手机银行专属)」を91日間保有した結果振り込まれた利息は13,208.95元。1日当たりの利息は145.15元。年換算した金利は3.98%です。

※基準価格にはファンド運用手数料等が既に含まれているので、ここから手数料や所得税などはかかりません。

「季季鑫(手机银行专属)」の基準価格のグラフを見ても安定して右肩上がりです。

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特に問題なさそうなので、引き続きこの商品を購入しようと思っていました。

「季季鑫(手机银行专属)」の問題点

ところが、申込画面を見ると9月8日(営業時間後)に申し込んでも、運用が始まるのが9月15日と記載されています。

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9月9日~9月14日の6日間は全く利子が付かない事になります。上で書いたように理財商品を購入していれば貰える利息は1日約145元×6日分損した気になります。

調べてみると「季季鑫(手机银行专属)」は週に1日(水曜日)にしか運用開始とならないようです。(今まで購入していた商品は毎営業日販売していたので申し込めばすぐに運用された)

「天添盈增利」を購入

6日間も現金として銀行に預けても仕方が無いので、この期間に「天添盈增利」を購入することにしました。

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この商品は名前の通りに毎営業日購入・売却を自由に出来る理財商品です。その分利率は低く直近では3%強です。「季季鑫」の次の運用期間までのつなぎとして購入します。

まとめ

初めて購入したファンド型銀行理財商品「季季鑫(手机银行专属)」が満期を迎えました。

運用結果には不満は無いのですが、次に同じ商品を購入しようとすると間隔が空き、利子の付かない空白の期間が出来ます。この空白期を無くすためにももう少し期間が長い理財商品を購入した方が良いかもしれません。

私はパスポート更新を控えているので、とりあえず次回はまた「季季鑫」を買う事にしました。