2020年1~3月人民元資産運用結果 QDIIの原油,米株は危険・・+8,821元

2020年1~3月の人民元資産運用結果をまとめてみました。

投資先は銀行理財商品、中国A株、QDIIファンド(原油・アメリカ株)で損益は+8,821元(133,462円)でした。※1人民元=15.13円で計算

今回初めてQDIIファンドを購入しましたが、リスクが高すぎてお勧めしません。

中国A株、QDIIファンド損益

中国A株とQDIIファンドは中国の証券会社「東方証券」で売買しています。2020年初の証券会社口座の資産は95,257.26元。1~3月の損益は-2,196.76元(-33,237円)です

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月毎の損益

月毎の詳細は下記のとおりです。

収支金額 月損益率 沪深300騰落率
1月 ‐2,593.87 -2.72% -2.19%
2月 -28 -0.03% -1.08%
3月 +425.11 +0.46% -6.17%
1月 中国A株を全て売却

春節前に去年から持ち越していた中国A株5銘柄を全て売却しました。

▼持越銘柄

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既に新型コロナウイルスがニュースとなっていて、春節に株を持ち越すのは危険だと判断しました。1月23日時点で中国全土の感染者は571人です。この時点ではここまで世界中に広がるとは思ってもいませんでした。

2月 ノーポジション

2月は証券会社の口座では一切取引をしていません。1月まで保有していた「浦发银行」の配当に対する所得税が28元引かれています。

▼売買及び配当金に対する税金について

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3月 QDIIファンド購入・売却

3月は原油価格やアメリカ株がかなり下がって来たので、QDIIで原油、アメリカ株に連動するファンドを購入しました。

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QDIIについて

QDIIとは、Qualified Domestic Institutional Investorsの略で海外の証券に投資することが認められた中国本土の投資家の事です。投資枠に上限があり、超えると追加購入が出来なくなります。

中国では個人が人民元を使って海外の証券に投資することは出来ないので、アメリカ株、原油先物等に投資するにはQDIIのファンドを購入します。

▼ナスダック、S&P500、日経225、ハンセン指数、WTI原油先物など等に連動するインデックスファンドがあります。

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QDII-LOFファンドを購入

私は3月に下記QDIIファンドを購入しました。

  • 160723 嘉实原油(WTI原油先物に連動)
  • 513500 标普500(S&P500に連動)

これらはLOFファンドで証券取引所に上場しているため、株式と同じように市場内で指値/成り行き注文が出来ます。売買手数料も株式と同じ額です。

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銀行など市場外での購入も可能ですが、その場合は基準価格への反映はタイムラグがあります。手数料も高いのであまりお勧めしません。

指数に全く連動しないQDIIファンド

3/13 160723 嘉实原油を0.778元で購入しました。これはWTIに連動するファンドです。当時のWTI原油先物価格は1バレル31.0米ドルでした。

その後、嘉实原油とWTIが連動しているのか数日確認していましたが、全然動きが異なっています。WTIが上昇しても嘉实原油が下がったり、その逆もあります。

原油に投資しているつもりでしたが、ここまで連動性が無いと何に投資しているのか分からない状態です。

結局、3/23に0.782元で売却しました。売却時のWTIは1バレル22.6米ドルです。

3/13→3/23でWTIは27%の下落。嘉实原油は0.1%の上昇でした

513500 标普500も同様に指数に連動しないので、すぐに売却しました。

運用会社の言い分

この間に何度かファンド運用会社から緊急レポートが公表されています。

WTIと嘉实原油が連動しない理由は下記の通りです。

  • WTIのボラティリティが大きい
  • 原油底値買いを狙っている人が嘉实原油を大量購入し、急激にファンド資産額が大きくなった

理財商品利息

理財商品は、浦発銀行の3か月商品(高净值同享盈增利之100万起)を購入しています。以前、記事を書いた通り理財商品の利率はここ数年で過去最低となっています。

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各期間の利息は以下の通りです。※投資金額を増やしているので利息は増えています。

  • 期間:2019/11/21-2020/02/19 利息:10,908.49元
  • 期間:2020/02/21-2020/05/21 利息:11,155.07(予定)

2020年1~3月の理財商品の利息合計は、11,018.08元(166,704円)です

まとめ

今のようにアメリカ株や原油相場が大きく動いている際には、QDIIファンドは指数と全く連動しなくなります。リスクが高いので購入は止めた方が良いです。

今後、新型コロナウイルスの問題が落ち着くまではしばらく現金で保有しておこうかと思います。