本日(11/28)、保有していたハンセン指数ETFを全て売却しました。売却した理由は中国本土のコロナ感染拡大のためです。
中国の証券会社で保有していた唯一の株だったので、現在のリスク資産はゼロとなりました。
中国のコロナの状況
11/11 中国政府はコロナ対策の緩和(入国隔離期間短縮等)を打ち出しました。しかし各地で感染が広がり連日過去最多感染者を記録しています。
今のところ上海の感染者は1日100人超。それほど多くないですが、他の都市の状況と照らし合わせると、ここから収束するのは難しそうです。
▼現在の上海感染者増加と10日前までの武漢がほぼ一致。
上海の方が人口が多いので、感染者増加のスピードも速い可能性があります。
▼北京の感染者増加
北京では11/10に100人台だった感染者が2週間ちょっとで4,000人まで増えています。
上海のコロナ対策強化
上海では「市外からの持ち込み」で多くの感染者が出ていました。
特に市外から来た陽性者が泊まったホテルの閉鎖が相次ぎ、上海のマリオット系列ホテルだけでも1週間で5軒(リッツカールトン浦東、ルネッサン中山公園、ルネッサン豫園、虹口シェラトン、コートヤード徐家汇)も封鎖されていました。
▼満室と表示されているけど、実際は封鎖中。
そのため11/24からは新しい規制が追加され「市外から上海市に来た人は5日間は公共施設(飲食店・ショッピングモール・市場など)に入ることを禁止」となります。
更に11/29からは市内に住んでいる人も「公共施設(飲食店・ショッピングモール・市場など)に入る際に48時間以内のPCR結果が必要」となりました。(今までは72時間以内)
ハンセン指数ETF売却
私が購入していた香港ハンセン指数ETFは、深セン証券取引所に上場している「华夏恒生ETF(159920)」。QDIIファンドで、外国人でも簡単に(合法的に)人民元を使って香港に投資可能です。
▼QDIIファンドについて
元々はゼロコロナ政策の緩和期待で10/26に購入。
ただ、今の状況を見ると上海だけでなく他の地方都市も含めて、コロナ感染が拡大し規制が強まる可能性が高いです。という訳で売却することに。
まとめ
保有していたハンセン指数ETFを売却しました。銀行理財商品は去年12月に全て売却済みで、今は人民元資産は全て現金で保有しています。
最近は、銀行理財商品の利回りがマイナスになることもあり、人民元で安心して投資できる商品が少なくなっています。