中国全土で新型コロナウイルスの流行が始まった1月下旬、保有していた中国A株を全て売却しました。春節中や2月に入ってから感染者や死者数が増え続け、経済活動も停滞していましたが、何故か中国株は堅調であまり下がっていません。
買い戻すタイミングを失ったので、暴落している原油を購入しました。
暴落する世界の株価
新型コロナウイルスが世界全土に広がってきており、それに伴い株価も下がっています。
特に昨日(3/12)は、ダウ平均株価が過去最大の下げ幅を記録しています。
■3/12(木)
- 日本 日経平均 -4.41%
- 中国 上海総合 -1.52%
- ドイツ DAX -12.24%
- イギリス FTSE100 -10.87%
- アメリカ ダウ -9.99%
■3/13(金)
- 日本 日経平均 -6.08%
- 中国 上海総合 -1.23%
またビットコインも一時-42%と暴落しました。
そんな中、中国株だけはあまり下がっていません。
▼上海総合指数(週足)
原油価格の暴落
原油は新型コロナウイルスでの需要減以外にも大きな問題が発生しています。
3月5、6日に行われたOPEC加盟国とロシアなどの非加盟国との協調減産の協議が決裂しました。減産で価格を維持するはずだったのが、ロシアが反対し、最終的にサウジアラビア、ロシア共に増産すると表明します。その結果価格が暴落しました。
QDIIファンドで原油を購入
原油価格は1月の高値から半額にまで下がっているので、いい加減底ではないかと思い、原油価格に連動するファンドを購入することにしました。
購入殺到で一部ファンド販売停止
中国の証券会社「东方证券」では原油価格に連動するファンドがいくつかあります。
ただ、私と同じように底値買いを狙っている中国人がファンドを爆買いしており、一部商品の販売が停止されています。中国国内の機関投資家に一定の限度内で海外証券への投資を認める「適格国内機関投資家(QDII)」制度では投資枠の上限が決められており既に一杯となっています。
嘉实原油基金(160723)を購入
結局、3/13に嘉实原油基金(160723)を0.778元で購入しました。この商品は3/12から販売制限(3万元まで購入可)が始まっており、今後他のファンドと同じように販売停止になる可能性があります。
中期保有で+30%程度を目標とします。
まとめ
色々書きましたが、今回原油ファンドを購入した金額はごく少額です(人民元資産の1%未満)。今は世界的な株安・商品安なので、今後も勉強ついでに色々な商品を購入してみようかと思います。