山東省週末一人旅 世界遺産「泰山」7000段の石段を登る

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2020年10月31日(土) 山東省の世界遺産「泰山」に登りました。一番メジャーなルートを全て徒歩で登頂したのですが、急な石段がひたすら続き今まで中国で登った山の中で一番大変でした。

泰山について

泰山は世界遺産(文化遺産、自然遺産)に登録されている山東省にある標高1545mの山です。また、中国の五岳(泰山、嵩山、華山、恒山、衡山)のひとつで、中でも最も重要な山とされています。

「封禅」と呼ばれるの儀式が行われた場所で、秦の始皇帝から始まり歴代の皇帝72人が儀式のため泰山来ています。

場所、料金

泰山は山東省泰安市の北部にあります。

入山料は57元です。(コロナ後から2020年年末までの特別料金で、例年の半額)

泰山駅から泰山へ

10/31(土) 08:10 泰山駅に到着。上海から夜行列車で約12時間かかりました。

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駅前のバス停から泰山の入り口「红门」に向かいます。(30分、2元)

泰安市の人口は560万人。泰山駅周辺も想像以上に発展していました。

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泰山登頂ルート

今回の登山ではバスやロープウェイを使わずに全部徒歩で登りました。

ルートは一番メジャーな一天門から红门游览路をまっすぐ進むもので、頂上まで約9km、7000段の石段が続きます。

08:55 一天门

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登山スタート。天気予報で曇り予報だったのに、いきなり雨が降ってきました。

08:57 红门

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1626年(明の時代)に建て直されたものです。

それぞれの観光スポットにはこのように日本語の案内もあります。機械翻訳ではなく、ちゃんと意味が分かる日本語です。

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最初はなだらかな道が続きます。

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09:05 チケット売り場

外国人は、ネットでチケット購入できないので窓口に並んでチケットを購入します。

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入山料は57元。ここで、山東省の健康QRコードのチェックと手荷物検査がありました。

09:15 革命烈士纪念碑

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09:28 斗母宫

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09:31 三官庙

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道沿いには雨具や飲み物の他、数珠や鉛筆などが売られていました。

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まだ標高が低いので、値段は安めです。(ミネラルウォーター2元~)

ひたすら石段を登ります。

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10:17 壶天阁

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10:18 元君殿

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ここの紅葉が一番きれいでした。

この辺りから石段が少し急になってきます。

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山の景色。霧が濃くなってきました。

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中間地点「中天门」に向けてひたすら石段を登ります。

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10:40 中天门

中天门到着。

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ここにはレストランや商店・ホテルが何軒かあります。

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ふもとからバスで直接この場所に来ることも出来ます。

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また、ここからロープウェイで山頂近くまで登ることができます。

ここに来るまでにかなり疲れて、体力の限界に近づいていました。ロープウェイでの登頂が頭によぎりましたが、当初の予定通り引き続き徒歩で山頂を目指します。

▼地図アプリ「高德地图」の観光モード表示。音声案内等を聞くことができます。

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11:02 云步桥

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云步桥からの景色

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11:30 十八盘

十八盘到着。この前後の石段が泰山の中で一番急で長く続きます。

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座って休憩できる場所も無いので、ひたすら無心で登り続けます。

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霧がかなり濃くなってきました。

11:55 升仙坊

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12:03 南天门

南天门到着。ここまで来ると頂上まではわずかです。

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12:11 天街

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天街周辺にはレストラン、ホテル、商店があります。

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山頂価格なのでミネラルウォーターが8元~と大分高いです。

雨と強い風で体感温度はかなり低く感じます。手がかじかんできました。

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▼天街で撮影した動画

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山頂に向かう途中の岸壁には、このように碑文が記されています。

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有名なのは726年に玄宗皇帝が彫ったもので、縦13.3m横5.3mあります。

12:32 五岳独尊石

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山頂付近にある泰山のシンボル「五岳独尊石」。5元札の裏面に印刷されています。

12:35 泰山登頂(玉皇頂)

登山開始から3時間40分。ついに山頂に到着しました。

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標高1545mの石碑

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登頂記念硬貨等を売っています。

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山頂からの景色は・・何も見えません。

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▼山頂で撮影した動画

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下山

帰りも同じ道を下ります。石段の幅が狭いので下るのも大変です。

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途中で霧が晴れてきました。

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14:20 中天门バスターミナル

帰りは中天门からバスを使って帰ります。

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山のふもと「天外村」までバスの乗車時間は20分ほど(30元)ですが、チケット購入で少し並びました。

14:55 天外村

市内に戻ってきました。

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結局、登頂開始から下山まで合計6時間かかりました。

まとめ

今回五岳の1つ「泰山」に徒歩で登頂しました。あいにくの天気で景色はほとんど見えませんでしたが、達成感はありました。特に後半はひたすら石段を登り続けるのでかなり大変です。

私は五岳に嫌われているのか以前「衡山」に登った際にも同じような天気でした。また、「嵩山」ふもとにある少林寺に行った際には、郑州から5時間以上の大渋滞でほとんど観光できませんでした。

「五岳归来不看山,黄山归来不看岳」という言葉がある通り景色は黄山の方がきれいです。

▼2020年9月 黄山登頂の記事

ai-china.hatenablog.com