2020年9月4日~6日(金曜夜+土日)で安徽省黄山市に行ってきました。一番の目的は世界遺産「黄山」登山。ロープウェイを利用したのですが、有名な観光名所をひと通り見て回るのはかなり大変でした。
上海から黄山へ
9月4日(金)19:06 上海虹橋発の新幹線で黄山市に向かいます。黄山直通新幹線の終電です。
21:55 黄山北駅に到着。所要時間は2時間49分。2019年に上海から黄山まで直通の新幹線が出来たので、大分便利になりました。
黄山北駅から黄山までは車で1時間近くかかります。公共バスはもう無いので、黄山北駅周辺で1泊し翌朝黄山に向かいます。
黄山北駅近くの宿「初见客栈」
今回予約したのは黄山北駅から一番近い宿「初见客栈」(1泊88元)。駅から歩いて行ける距離ですが、車で迎えに来てもらえました。
部屋の様子。
黄山のおすすめルート
黄山は大きく分けて「后山」エリア「前山」エリアに分かれています。宿の人に黄山のおすすめルートや見るべき場所を教えてもらいました。ロープウェイを使って「后山」から登り「前山」から下りてくるコースで、以下の順にみて回ります。
后山:云谷寺索道>始信峰>梦笔生花>飞来石>光明顶
前山:鳌鱼峰>百步云梯>莲花峰>迎客松>玉屏索道
各地点間の所要時間の目安が地図上に記載されています。
黄山北駅から黄山までの移動
黄山北駅から黄山(黄山换乘中心)までの公共バスの始発は09:00です(23元)。
もう少し早い時間に登りたかったので宿の送迎サービスを利用しました。06:30発で料金は45元でした。割高ですが、移動中に黄山登山の注意事項や黄山名物等色々教えてもらえたので利用して良かったです。
▼後ろの白いワゴン車を利用
黄山换乘中心からロープウェイ(云谷寺索道)に乗るまで
07:05 「黄山换乘中心」に到着。
中国人はネットでチケットを購入して、身分証明書をスキャンするだけでバスやロープウェイに乗ることができます。外国人は、ネット購入不可で色々手続きが必要になります。
▼この2か所でそれぞれ手続きをします。
外国人登録台帳を見るとこの日は既に6人の外国人が来ていて、うち3人は日本人でした。
手続き完了後、「后山」(云谷寺索道)に行くためのバスチケットを購入します。(19元)
左側通路が「后山」(云谷寺索道)行きレーン。后山から登る人がほとんどです。
バスは何台も待機していて、あまり待ち時間なく出発しました。
バスで23分。「后山」到着。
自力で山に登る人用通路とロープウェイ利用者用で分かれています。
私はロープウェイに乗るので、「云谷售票处」でロープウェイ料金(80元)と黄山入山チケット(190元)を支払います。
ロープウェイ乗場はツアー客で混雑していますが、7分待ちで乗れました。
ロープウェイからの景色
08:46 10分で到着しました。
気温が大分下がって涼しく感じます。結局、「黄山换乘中心」からここまで来るのに1時間40分もかかりました。
登山ルート
早速、始信峰に向かって登山を開始します。
登山道は全体的整備されていて歩きやすいです。
一応日本語の案内もあります。
09:10「始信峰」
始信峰からの景色
09:28「黑虎松」
09:38「梦笔生花」
梦笔生花の説明
写真中央右側に見えます。
10:17「光明顶山庄」
手前に見える場所が「光明顶」です。
標高1860m
地図を見ずに人の流れについて行ったら、当初予定していたルートとは違う場所を歩いていました。「群峰顶」「飞来石」に行くために少し戻ります。
10:50「群峰顶」
11:00「飞来石」
11:40「白云宾馆」
ここは「后山」「前山」の中間地点です。食堂や自販機があります。
当然ですが、山頂価格で食堂の麺類は65元~。自販機のペットボトルの水は6元~9元です。
12:06「鳌鱼峰」
12:10「一线天」
「前山」は道が狭く急な階段が多いので所々で渋滞しています。
12:38「百步云梯」
13:04「莲花峰」
ここが、黄山の中での最高地点です。
▼山頂で撮影した動画
百步云梯から莲花峰の道はかなり急な階段が多く一番の難所です。ツアー客は「莲花峰」登頂を避けているようです。
このような急な階段が続きます。誤って手すりの向こう側に落ちると命は無いです。以前は毎年何人も黄山登山で死んでいたそうです。
14:00「迎客松」
「玉屏楼」
14:17「玉屏索道」
下りもロープウェイを使って下山します。(90元)
ロープウェイを降り、また「黄山换乘中心」に戻るのにバスに乗ります。(19元)
14:54「黄山换乘中心」
思ったより早く下山したので、ここから世界遺産の集落「宏村」に行くことにします。
続く