最近生成AIに興味があり色々試しています。今回はデザイン生成AI「Microsoft Designer」の各機能を検証します。
「Microsoft Designer」について
「Microsoft Designer」はAI技術が搭載されたグラフィックデザインアプリ。
料金は無料で下記URLから利用可能です。
テキストの指示でさまざまなデザインや画像を自動生成してくれます。
テキストからデザイン生成
まずは基本機能「テキスト→デザイン」を試してみます。
資料の表紙
「中国上海市の高齢化の現状と将来像」と入力し資料の表紙を生成します。
わずか5秒で15のデザイン案を生成してくれました。うち3つは動画です。
入力テキストに関連する「高齢者」「上海外灘」「太極拳」の写真がデザインに組み込まれています。
Youtubeサムネイル
次にYoutubeサムネイル画像の生成。前回生成したAI Vtuberの画像をアップしデザインを生成します。
「AI Vtuber Hanako。Youtubeサムネイル。皆さんからのコメントに回答します」と入力し生成
▼標準ではYoutubeサムネイルの解像度1280✕720が作れなかったので、編集画面でサイズ変更。
AI中国語家庭教師のサムネイル作成
デザイン編集
自動生成したデザインを元に編集。先程生成したデザインの1つを選び編集画面へ。
例えば、テキストを選択して「Inspire me」ボタンを押すと、フォントやスタイルを自動で変更してくれます。
ただ、日本語フォントには対応していないので、日本語表示は微妙です・・。
アップロードした画像の背景削除機能も搭載されています。
あとは、資料全体のスタイル(背景色、フォント、フォントカラー)の組み合わせも登録されているので、選択するだけでそれなりにバランスの取れたデザインになります。
文章生成
文章を自動生成する機能を試してみます。
Generate text using a descriptionに「中国語家庭教師歴10年」と入力
何パターンかの文章が生成されました。日本語未対応のため全て英語です。
画像生成
画像生成にはOpenAI社の「DALL-E2」が使われています。
▼「上海外灘の夜景」と入力し画像生成
▼拡大
浦東側はそれなりの再現度ですが、浦西側は現実と大分違っています。
この画像を取り込んだデザインを生成可能です。
まとめ
「Microsoft Designer」の機能を色々試してみました。テキストを入れるだけで数秒で複数のデザインを自動生成してくれるのは便利です。
ただ、テキスト生成やフォントは日本語に対応していないので、本格的なデザインを生成するのにはまだ向いていない気がします。