【中国株】自動売買ツール(バックテストプラットフォーム)の検証

中国A株売買を始めて約3年が経過しました。

2019年はパフォーマンスが良かったのですが、2020年、2021年上半期は中国株指数(沪深300指数)と同程度のパフォーマンスです。今の取引方法だと限界があるので、新たにシステムトレードによる自動売買について検討してみます。

今までの損益

2019年

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2020年

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売買銘柄

今保有している銘柄は

  • 五粮液
  • 三一重工
  • 立讯精密
  • 中国建筑
  • 浦发银行
  • 美的集团

A株時価総額Top100に入る誰もが知る大企業ばかりです。このような大型株ばかり保有しているので、パフォーマンスが沪深300指数とほぼ同じになっています。

▼2021年上半期(6月25日まで)の損益

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私の資産の増減と沪深300指数の騰落がほぼ一致しています。

今のままだと最初から沪深300指数に連動するETFを購入した方が良いという状況なので、新たな取引手法(システムトレード)について検討します。

中国株バックテスト環境

私が以前(3年前)使ったことがある中国株バックテストプラットフォーム(過去のデータを用い売買アルゴリズムのシミュレーションを行う)は「JoinQuant」「京东量化平台」の2つ。

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ただ、2021年6月現在「京东量化平台」は既にサービスが終了しており、「JoinQuant」はちょっとしたシミュレーションでも有料となっています。3年前はpythonの機械学習ライブラリ「scikit-learn」を使ったアルゴリズムの検証も無料で出来ていたのに残念です。

今現在、無料で使えるバックテスト環境を探すと、同花顺が運営している「量化策略平台」がありました。

量化策略平台

同花顺の「量化策略平台」の特徴は、プログラミング言語ではなく自然言語で取引を作成する点です。

▼売買条件登録

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このように、スクリーニング条件を中国語文字で入力します。
そして、保有期間、利確・ロスカット条件などを登録します。事前に用意されているテクニカル指標しか使えないですが素人が使うには十分かと思います。

▼バックテスト実行

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登録した売買条件を元に過去相場のデータを使いシミュレーションします。取引ごとのパフォーマンス、年間リターン、シャープレシオなどが確認できます。

アルゴリズム作成

まずは、いきなりゼロから作るのではなく他人が作成した策略を参考にします。

色々な人が取引アルゴリズムを公開しているので、年間リターンの上位のものを見てみます。

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年間リターン12,000%のアルゴを見てみましたが、1銘柄に全力投資する形で、汎用性が無いものでした。たまたまその期間に大幅に上昇する銘柄があっただけで、バックテストの期間を直近1年に変えてシミュレーションすると年間リターンはマイナスになっています。

他にも「成功率」上位のものや「今月のリターン」上位のアルゴリズムなどを確認してみましたが、システム運用開始日を1日変えるだけでパフォーマンスが大幅に変わったり、相場全体が下げトレンドの時にうまく機能しなかったりで中々満足できるものが見つかりませんでした。

まとめ

中国株のシステムトレードについて検討してみました。

色々と検証してみましたが、どのような相場でも安定したリターンを期待できるアルゴリズムは今のところ見つかっていません。ただ、せっかくなので少額でシステムトレードによる運用も考えてみようかと思います。