2か月間続いた上海のロックダウン。6月1日から全面解除となり自由に外出できるようになりました。
私も2か月ぶりに小区(住宅団地)の外に出て、会社にも出社しました。ロックダウン解除後の上海の様子をまとめました。
2か月ぶりの出社
6月1日(水) ロックダウン解除初日。2か月ぶりに小区(住宅団地)の外に出て、会社に行きました。
オフィスビルに入るには72時間以内のPCR陰性結果が必要で係員がチェックしています。また、入館者名簿に名前を記入します。
ビルの外にはPCR検査場が設置されていました。朝は人が少なかったのですが、午後様子を見に行くと100人位並んでいました。
この日出社したのは私と経理の2人だけ。同じフロアの会社は半分くらいがまだ再開していないようです。そしてビル全体の中央空調が止められていてエアコンが使えない状態となっています。問い合わせたところしばらくはエアコン停止が続くようです。
前回書いた通りオフィスビルからは、「7日以上の非常食や生活に必要な物資を会社に備蓄させる」よう事前に伝えられていましたが特にチェックはありませんでした。
2か月間誰も会社に入っていないので、レンタルしていた観葉植物10本のうち大半が枯れています。後ウォーターサーバーも2か月間放置されていたので交換・清掃しました。
PCR検査場
ロックダウンは解除されましたが、上海では地下鉄に乗るにも、ショッピングモール・オフィスビルに入るにも72時間以内のPCR陰性結果が必要です。結果が出るまで10時間~1日かかるので、毎日出勤する場合1日置きに検査を受ける必要があります。
▼PCR検査場 検査料金は無料(6月中は)
PCR検査場が市内の至る所に出来ているようですが、私は面倒なので自分が住んでいる小区(住宅団地)内の検査場で受けています。
6月1日は数十人が並んでいたので6分ほど待ちましたが、その後は待ち時間なく検査を受けれています。
场所码
飲食店やコンビニの入り口に2次元バーコード「场所码」が張り付けられています。
利用者はこの「场所码」をスキャンしてから店に入るルールとなっています。
「场所码」スキャン時に「誰が」「いつ」「どこに」入ったかが記録され、感染者の行動履歴や濃厚接触者の洗い出しとして利用されます。
▼スキャン結果
6月以降に市中感染した感染者の行動履歴は1人1人詳細に公開されています。
具体的にどこまでを濃厚接触者と判定して14日間の隔離対象者とするかは公開されていないですが、コロナ感染者と同じ日に同じショッピングモールを利用しただけでも濃厚接触者になる可能性もあり、私はしばらくは不特定多数が利用するショッピングモールやスーパーには行こうとは思わないです。そもそも私はスーパーの実店舗には全く行かず、最後に買い物したのは3年以上前・・。
小区の管理
ロックダウンは解除されましたが、小区の管理は5月とあまり変わっていません。
- 宅配物は小区入口の荷物棚に置かれる(マンションまで配達されない)
- 小区の出入り口は1か所以外封鎖されたまま
私が利用している家政婦サービス「悦管家」は来週からサービスが利用できるようです。
店の営業状況
家の近所の通りでは、コンビニ・不動産屋・飲食店などを含め多くの場所が営業再開していました。
マッサージ屋も再開していますが、スーパー銭湯はまだ営業停止中です。
まとめ
上海のロックダウンが解除されて5日が経ちました。ただ、今はどこに行くのも72時間以内のPCR結果が必要で面倒です。結局この5日間で会社に1回行ったのと近所のファミマに1回行っただけで相変わらずの引きこもり生活を続けています。
ロックダウンは解除されましたが、ゼロコロナを達成したわけではなく、解除後も何か所かで市中感染が発生しています。今後感染が収束するのか、また3月初旬のようにじわじわと感染者が増えていくのか・・どうなるのかは分かりません・・。