【上海】ロックダウン解除後の生活~規制強化が続き日常とはほど遠い状況

6月1日に上海のロックダウンが解除されました。ただ、その後も市中感染者が散発していて規制(PCR検査の義務化や飲食店の店内飲食禁止・・等)が厳しくなってきています。ロックダウン解除から現在までの状況をまとめてみました。

ロックダウン解除後の上海の感染者数

6月1日以降、上海では毎日コロナ感染者が出ていて人数は、数人~30人程度。

感染者の居住地は「中リスクエリア」に指定され、その地域の住民は14日間のロックダウン生活となります。

▼6/16 上海の「中リスクエリア」は35箇所あります。

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また、感染者の濃厚接触者や濃厚接触者の濃厚接触者も隔離されることになります。

▼濃厚接触者と濃厚接触者の濃厚接触者の隔離ルール

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濃厚接触者は7日間の隔離施設での集中隔離+7日間の自宅隔離。濃厚接触者の濃厚接触者は7日間の自宅隔離+7日間の自主健康管理

PCR検査の義務化

前回書いた通り、上海市内のオフィスビル、ショッピングモール、地下鉄などを利用する際には72時間以内のPCR検査が必要です。

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結果が出るまで10時間~1日近く時間がかかるので、出勤する人は2日に1回くらいPCR検査を受ける必要があります。

私も自分が住んでいる小区(住宅団地)のPCR検査場で1日置きに検査を受けています。私の小区では朝8時から夜9時まで検査を実施していて、ほぼ待ち時間無しで検査を受けれます。

先日、家電量販店や美容室でのクラスタが発生したので、スーパーやコンビニ店員、配達員等は毎日PCR検査を受けることが義務付けられています。

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更に、7月末まで市民は週1回はPCR検査を必ず受ける必要があり、毎週末に全市民を対象としたPCR検査が実施されます。

▼毎週末のPCR検査のルール

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上海市の発表だと下記の記載があます。

凡过去一周内区内有社会面阳性感染者报告的区,要安排全域筛查。在采样期间,区域内居民小区实行封闭管理,在该小区全域完成核酸采样后,即解除封闭管理
凡过去一周内没有社会面阳性感染者报告的区,也会安排便民筛查。在周末开展社区筛查的同时,各区应继续做好常态化的核酸检测工作,方便市民就近采样

ただ、私が住んでいる長寧区では過去1週間で市中感染が発生していないのに、小区(住宅団地)全員のPCR検査が終わるまでロックダウンされ外出禁止となります。

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先週土曜日は青浦にサイクリングに行こうと思っていたのですが、強制PCR検査が突然決まったためキャンセルしました。結局、先週土曜日は朝から外出禁止となり12時半過ぎに開放されました。

店の営業状況、出前など

現在郊外の一部区を除いて、飲食店の店内飲食は禁止となっています。出前やネットスーパーなどは通常通り機能していてロックダウン前と変わらない状況です。

今でも在宅勤務を続けている会社も多く、私の会社があるオフィスビルでは出勤している人数はロックダウン前の半分程度です。

私の会社も在宅勤務を続けていて、6月以降会社に出社したのは私と経理担当の2名だけです。我々の仕事は在宅でも全く問題無いのでしばらくは在宅を続ける予定です。

まとめ

今まで書いた通り、ロックダウンは解除されましたが自由とは程遠い状況です。

ロックダウン解除後17日が経ちましたが、私が外出したのは家の徒歩圏内だけ(会社とコンビニと散髪だけ)で、相変わらずの引きこもり生活を続けています。

今年の618セールで部屋のエアコンも買い替えて(大家に買ってもらって)、より家で快適に過ごせるようになりました。