コロナ後初の中国国内旅行。空港、ホテル、新幹線で外国人が必要な手続き

先週末は上海から海南島(海口、三亜)に旅行に行きました。私は、春節後ずっと上海にいたのでコロナ後始めて外地に移動しました。上海や海南島の空港、ホテル、新幹線でのコロナ対策、外国人が必要な手続きをまとめてみました。

※コロナ対策は、地域、時期によって異なります。2週間前から北京でコロナ集団感染が発覚して各地とも少し厳しくなってきています。

上海地下鉄

6/19(金)19:00 中山公園駅で地下鉄2号線に乗りました。翌日早朝の飛行機で海口に行くので空港近くのホテルに宿泊します。

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地下鉄は改札前に体温検査があります。車内でのマスク着用率は100%。平日に地下鉄に乗るのは今年初めてですが、退勤時間帯の割には空いていて、すぐに座れました。

上海路線バス

「凌空路」駅からバスでホテルに向かいます。

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バスに乗る際には体温検査などはありません。全員マスクしています。

上海ホテル

以前紹介した空港ホテルに泊まります。

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チェックイン時に体温検査や健康QRコードのチェックは無し、コロナ対策は何一つありませんでした。

上海浦東空港

6/20(土) 4:30 ホテルの送迎バスで浦東空港第二ターミナルに移動。空港に入る際に体温チェックがあります。

国際線のチェックインカウンターはだれもいません。

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電光掲示板を見ると午前中に第二ターミナルから出発する国際便は3便のみです。

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チェックイン

チケット発券する際に、地域ごとに異なるQRコードを読み取る必要があります。私が向かう海南省では、「通信大数据行程卡」の表示と「中国民航旅客健康申明填报」の登録が必要です。

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大数据行程卡はスマホの電波受信状況を元に、過去14日間に滞在した都市を表示します。旅行出発前の私の状態は下図の通りです。

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過去14日間に上海から一度も出ていないので、「上海市」だけが表示されています。
旅行後は、「海南省三亜市」の情報が追加されました。※海口市は滞在時間が4時間未満だったため追加されていません

チェックインカウンターでは、「通信大数据行程卡」と上海の健康QRコード「随申码」を係員に見せる必要があります。

身分証明書チェック・手荷物検査

身分証明書チェック・手荷物検査は、コロナ前と特に変わりません。

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ラウンジ

早朝(5:10)ですが、ラウンジは普通に空いていました。

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搭乗

搭乗の際に再度「中国民航旅客健康申明填报」を登録するよう言われます。「中国民航旅客健康申明填报」は今回乗る飛行機のフライトNoや座席番号、滞在先や海南島に行く目的などを記入します。

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飛行機内

今回乗ったのは中国南方航空。搭乗率は6割強です。CAも含めて全員マスクをしています。

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海口空港到着

6/20(土) 09:00 海口空港到着。係員が「通信大数据行程卡」と一人一人の身分証をチェックしています。外国人や北京から来た人は特別扱いで別の場所に行くように言われます。

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私が乗った便では外国人が計2名。私のほかに60歳前後の欧米人1人だけです。まず、係員がパスポートやビザ、最終入国日を確認し写真を撮ってWechatでどこかに確認しています。しばらく待たされた後に紙の資料を書くように言われます。

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資料は中国語(漢字)のものしかないので、欧米人男性は全く読めなく困っています。係員から通訳するよう頼まれたので少しサポートしました。住所やホテル名も漢字で書くよう求められるので、欧米人にとってはかなりハードルが高いです。
結局、2人分の手続きを終えて解放されるまで26分かかりました。
ちなみに、北京から来た人は空港でPCR検査を受ける必要があり、結果がでるまで8~12時間空港で待機する必要があります。

海南島新幹線

海口空港から新幹線で三亜市の亚龙湾駅まで移動します。ここでは構内に入る際に体温検査があるだけでした。

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三亜市ホテル

外国人がホテルに泊まる際には紙の資料を書くよう求められます。内容は海口空港で記載したものとほぼ同じです。また、海南省の健康QRコード表示を求められます。

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翌日チェックアウト後にホテルから電話がかかってきて、これからどこに行くのか聞かれました。(三亜⇒海口の新幹線と海口⇒上海のフライトNoを回答)

三亜市路線バス

三亜市内の大半の路線バスでは、体温検査とマスクをチェックする係員乗っています。マスクをしていないと乗車することができません。

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三亜市観光地

三亜市内の有名な観光地(南山文化旅行区、天涯海角など)は、まだコロナの影響で観光客数制限があります。チケットは午前、午後と分かれていて事前にネットで購入します。購入には身分証明書が必要で、外国人のパスポートには対応していません。外国人が入場可能か電話で確認しようとしても全くつながりませんでした。

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海口空港出発

海口空港に入るには、体温検査と海南省の健康QRコードのチェックがあります。上海便の発券や搭乗に必要なものは特にありません。

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浦東空港到着

6/21(日) 22:46 浦東空港第二サテライトターミナル到着。北京や危険地区から来た人は申し出るように書かれています。

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空港から出る前に、上海の健康QRコード「随申码」のチェックと体温検査があります。健康QRコードのチェックはかなり適当です。

浦東空港バス

地下鉄の終電に間に合わなかったので、空港バス「守航线」を利用します。バス乗り場に移動する出入口がいくつか封鎖されていて遠回りが必要です。

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今までは車内で料金支払できたのですが、事前にチケット売り場でチケットを買う形になっています。 

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4分ほど待ってバスは出発。浦東空港第二⇒静安寺まで60分で到着しました。

まとめ

今回コロナ後初の国内旅行でちょっと不安でしたが、思ったよりは面倒なこともなくスムーズにいきました。一応事前にPCR検査を受けていたのですが求められることは一度もありませんでした。

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