財布、現金、カードを一切持たずに杭州一泊旅行

週末一泊ニ日で杭州一人旅に行ってきました。着替えやパスポートは持っていたのですが、「財布を忘れた」と気付いたのは上海の最寄りの地下鉄駅に着いたとき。家に取りに帰るのも面倒だったので、そのまま現金、カードを一切持たずにスマホだけで一泊旅行に行ってみました。

杭州へのチケット購入

上海の地下鉄は「Metro大都会」のアプリで乗って、移動中に「鉄路12306」のアプリで上海虹橋から杭州東行きの新幹線チケットを購入します。

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虹橋駅到着。外国人はチケット受取機械が使えないので、窓口に並ぶ必要があります。30分後に出発するチケットを購入していたのですが、窓口にはかなりの人。このまま並ぶと出発に間に合いそうにないです。

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他の場所を探すとチケット受取用窓口がありました。ここはほとんど並んでおらず、すぐにチケットを受け取ることができました。

杭州の交通機関

杭州到着後、地下鉄で西湖に向かいます。杭州はアリババのお膝元。支付宝で地下鉄やバスに乗れます。
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都市服務→杭州→「地铁乘车码」で地下鉄乗車用バーコードを表示。「杭州通公交卡」でバス乗車バーコードです。バスは市内全線支付宝に対応しているとのことです。郊外行きのバスを含め5回以上乗りましたが、全て支付宝でOKでした。
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支付宝でバスの位置情報も分かるので、後どれ位待つのかも見れます。上海のように複数のアプリが必要ないので便利です。

西湖観光

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杭州で一番有名な観光地西湖も支付宝があればボートのレンタル等できるようになっています。

ホテル宿泊

現金、カード無しで一番心配していたのはホテル。事前にCTRIPで三つ星のチェーン店ではない格安ホテルを予約していました。

実際には支付宝のデポジット機能(预授权)が使えたので、特に問題ありませんでした。支付宝で宿泊料金+300元ほどが先に差押となり、チェックアウト時にはデポジット分が戻ってきました。

高級緑茶の産地龍井村へ

2日目は、「九溪十八涧」に行きました。f:id:denim012:20181104145206j:image

まだ紅葉が始まっていないので、観光客はそれほど多く無いです。

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龍井のお茶畑。途中で杭州市内からお茶を買いに来ているおばさんに声をかけられ、一緒に山道をぶらぶら北上します。

龍井一村(龙井村路)は観光客向けで、値段も高いので地元民は行かない、理安寺は年寄りの溜まり場で行く価値なし。等言われ、観光客がほとんどいない乾龙路を北上し龍井ニ村へ向かいます。おばさんと別れ龍井ニ村でお茶屋に入ってみます。
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81歳のお婆ちゃんが一人でやってる店で龍井茶について色々教えてもらいました。龍井茶の品種は3種類あり、獅峰が一番高級。獅峰の中でも更に収穫時期によっても値段が違い清明節前に収穫したのが一番高い(700元/500g)です。それ以降に収穫するのは、気温が高くなってお茶の成長速度が早くなり苦味が強くなるそうです(500元/500g)。

せっかく龍井村に来たので、一番高いお茶を買うことにしました。81歳のお婆ちゃんに支付宝が使えるか聞いたら「杭州で使えない場所なんて無いよ」とのことで大丈夫でした。

上海への戻りの新幹線が買えない

14時半頃に上海へ戻る新幹線を予約しようとアプリを開くと今日の分はほぼ満席。21時過ぎ発のしか予約できません。仕方無いのでバスで上海に戻ってきました。杭州東駅で支付宝で料金を払います。行きは新幹線で1時間56元で来たのに、バスは150元で3時間半もかかりました。

まとめ

杭州で観光客が行くような場所は財布を持っていなくても問題は無いです。当然、飲食店やコンビニ等は支付宝が使えます。ただ、大丈夫だと分かっていても実際に現金を全く持たずに一泊旅行するのはちょっと不安を感じることもあります。