今まで各種大規模言語モデルAIや画像生成AIの能力を検証してきました。生成AIの進化はかなり早く、毎週のように新しいアイディア・技術が発表されています。
今回は生成AIを使ってお金を稼ぐ方法について考えてみます。
生成AIを使って議論する
「生成AIでどのようにお金を稼ぐか」をテーマに生成AIで議論してもらいます。各生成AIで以下のプロンプトを実行します。
生成AIを使ってお金を稼ぐ方法について2人の議論
- Aさん:色々なアイディアを出す
- Bさん:Aさんのアイディアの問題点を指摘
複数のアイディアを検証し最終的に一番簡単に稼ぐ方法の結論を出す。
Google Bardでの議論
まずは、Googleの生成AI「Google Bard」でプロンプト実行
AIで稼ぐ方法について議論したAさん、Bさんの会話が生成されます。
▼回答結果から生成した動画
そして、議論終了後の検証結果表も自動で生成されました。
最終的に議論を踏まえた結論は
最終的に、最も簡単に稼げる方法は、イラストや写真の販売であると結論づけられました
議論だけでなく、「検証結果のまとめ」まで生成する「Google Bard」はかなり能力が高いです。
また、Google Bardではデフォルトで3つの回答を生成します。
▼別回答
ここでも同じ結論になっています
最終的に、Aさんは、イラストや写真を素材にしたグッズを販売する方法が、一番簡単に稼げる方法だと結論づけました。
Bing AIでの議論
Bing AI(GPT4)を使って同じプロンプトを実行。
生成AIでの問題点指摘が多く、具体的な稼ぐ方法のアイディアが出ないで議論終了。
最終的な結論は
生成AIの作品を人間がチェック・修正・改善することで、より高品質でオリジナルな作品を作ることができる。生成AIと人間の共創がお金を稼ぐ方法である。
会話のスタイルを「バランス」型に変更し再度実行。
やはり一番簡単に稼ぐ具体的なアイディアは出てきませんでした。
まとめ
生成AIでお金を稼ぐ方法を「Google Bard」と「Bing AI(GPT4)」に議論してもらいました。
今回の結果をみると「Google Bard」の方が「アイディア出し」「メリット・デメリットの検証」には良さそうです。
AIの回答結果から動画生成
今回AIの回答テキストから動画を生成した手順を自分用メモ。VOICEBOXで音声変換し、立ち絵口パク動画を生成します。
- AI回答文字列をテキスト保存
- テキスト置換「Aさん:」→「ずんだもん,」「Bさん:」→「四国めたん,」
- VOICEBOX起動し「テキスト読み込み」
- VOICEBOXの「音声書き出し」
- りぞりぷと.exeでDaVinci Resolve起動
- 新規プロジェクト作成
- ビデオトラック:ZU_t、ME_t、ZU、ME。オーディオトラック:ZU_a、ME_a作成
- 「ワークスペース」→「スクリプト」→「RS」→「VoiceDropper」起動
- VoiceDropperの「import」。VOICEBOX出力音声を全選択
- ビデオトラック:ZU、MEに立ち絵配置
- VoiceDropperの「口パク」
- 動画の背景設定
- Youtubeにアップし、概要欄に著作権表記記載(音声、立ち絵ともに無料で使えてYoutube収益化可能)
▼AIの回答結果テキストをVOICEBOXでテキスト読み込み
▼VoiceDropperの「口パク」ボタン