【上海】コロナ感染者の増加と規制強化~マンション前に無料PCR検査場

3月以降上海でもコロナ感染者が出て規制が厳しくなってきました。

先週は1日当たり感染者数人+無症状感染者が数十人単位だったのが、昨日(3/15)は感染者5人、無症状感染者が197人と増えています。

コロナ対策は区や住んでいる場所によって対応が大きく異なっています。私の住んでいるエリアの状況についてまとめてみました。

マンションの出入口に無料PCR検査場

3月15日(火) 私が住んでいる長寧区のマンションの目の前にPCR検査場が設営されました。

「3月15日14~22時に小区市民のために無料PCR検査を実施」と書かれています。強制では無いので、受けていなくても外へ自由に外出出来ます。

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仕事帰りに様子を見ると3,40人くらい並んでいました。

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各棟毎に具体的な検査時間をアナウンスすると書いていたので、連絡を待っていましたが結局何の連絡もなく私は検査を受けていません。

出前の配達状況

先週までは出前・宅配物を部屋まで運んで貰えました。ただ、14日(月)から配達員がマンション内に入るのが禁止となり1階に取りに行く形に変更。

普段使っているネットスーパー「美団买菜」も利用者が増えているのか配達が少し遅れています。15日(火)朝注文した商品が到着したのが07:45。普段より20分くらい遅いです。

フードデリバリー「饿了么」はいつもと変わらず。15日(火)夕方注文した際には30分弱で到着しました。

小区(住宅団地)の出入り口は全て開放されたままで、体温検査や健康QRコードのチェック等もありません。

オフィスビルの入出管理

会社(上海市長寧区)が入っているオフィスビルの管理は今月に入ってから少し厳しくなりました。

以前はマスクしていなくても自由に出入りできる位緩かったのが、今週から体温検査とマスク着用が必須になっています。

店の営業状況

「美団」で確認すると、スーパー銭湯(new star天山店)は閉店中。過去ブログで紹介した「中山公園」から「娄山关路」エリアのマッサージは全て営業中のようです。

まとめ

上海のコロナ対策で家の近所(家から会社までの徒歩数分の範囲)での変化をまとめてみました。外は人通りが今までより少ない気がしますが、それほど大きくは変わっていません。

ただ、上海市全体で見ると感染者や濃厚接触者、濃厚接触者の濃厚接触者が住んでいる住宅団地が閉鎖され強制PCR検査が実施されたり、感染者が多い地区では順次小区を閉鎖してPCR検査を実施しているようです。

コロナの拡大もあり中国株式市場や香港株は他の国と比べても大きく値下がりしています。既に割安な気もしますがコロナの状況に終わりが見えないので購入するのはしばらく控えることにします。

中国は人口が多いので、今後も一人の感染者も許さない「ゼロコロナ政策」を続けるしかないかと思います。ただ、現在のように人口2500万人の上海で「症状あり感染者」が1日数人の状況でこれだけ経済を止めていては、経済成長への大きな影響は避けられないです。更に集団免疫も獲得できないので来年・再来年も状況が変わらず、中国経済だけが世界的に伸び悩む事も懸念されます。