以前記事に書いた通り去年(2019年)は、人民元投資での収益が総支出額を上回り「給与を1円も使わずに生活する」事ができました。
(厳密に言うと家賃を会社に全額補助してもらっているので不労所得だけで生きていくには程遠い状況ですが・・)
今年は残り3週間。去年同様「投資益>総支出」を目指しているので、現在の状況と達成可能なのかを見てみました。
総支出(1~11月)
2020年1月~11月までの総支出(生活費、旅行代等の全ての支出)は61,137.73元(97万円)でした。私は支付宝やWechatペイ、美団支付など複数のキャッシュレス決済を使っていますが、全て浦発銀行の口座から引き落としています。そのため、浦発銀行の口座を見ると総支払額が分かります。
今年はコロナの影響であまり旅行に行っていないのに去年を上回るペースです。
投資益(1~11月)
投資先は下記2つのみです。
- 浦発銀行の理財商品
- 東方証券の株・ETF投資
理財商品は11月30日にちょうど満期を迎え、1月~11月までの合計損益は+41,264.71元(65万円)。東方証券の口座は+6,861.7元。理財と株の合計損益は+48,126.41元(77万円)です。
投資益<総支出
というわけで、今年は今のところ投資益が支出額を大分下回っています。
(理財益+株式益)-支出=-13,011.32元 です。
去年と比較すると 支出:微増、理財益:微増、株式益:大幅減でした。
中国株で利益を出せなかった理由
2020年中国株市場はコロナの影響をあまり受けずに堅調に推移していました。そんな中、中国株で利益を出せなかった理由は・・株を全然購入していなかったためです。
▼各月末時点での口座資産残高と株式が占める割合
1月の春節前にコロナの影響を恐れて保有していた株を全て売却しました。その後全世界へコロナが広がり株式市場も乱高下していたのでノーポジションを続け、6月からやっと少し株を購入しました。
11月末時点での保有銘柄は下図の4銘柄。
春節前に売却した5銘柄の内の4銘柄を買い戻しました。それでも口座資産のうちまだ4割は現金として保持しています。
12月の目標
今のままだと今年の株式益は去年と比較して大幅なマイナスです。挽回するために12月は少しリスクをとって、株の保有を増やそうと思います。
とは言っても、中国株市場全体が下がってしまうと、その分大きくマイナスになってしまいます。
まず、中国市場が12月に下がるのか。どのようなリスクがあるのか洗い出してみました。
- 米中関係悪化
- 中国コロナ発生・拡大
- 中国経済指標悪化
- 中国金融政策引き締め
- 世界同時株安
これらが発生すると、中国株全体の相場が悪化し株価が下がってしまいます。ただ、現実的にはどれもリスクが低い気がします。
最近トランプ大統領が中国企業数十社をブラックリストに入れてアメリカ人の投資を禁止にしたり、アメリカ上場中国企業の監査規制を強化しています。大統領選敗北後、次々と対中規制を発動していますがあまりニュースになっておらず市場への影響は少ない状態です。
というわけで、まず12月4日に美的集团(000333)を購入しました。残り3週間、機会があれば他にも追加購入するつもりです。
まとめ
今年は今のところ「投資益<総支出」という状況で、今の投資額、市況や残りの期間を考えると逆転はほぼ不可能な状況です。それでも一応目標とすることで新たな投資先を調べたり、ニュースを見るようになり中国株に関する知識が増えた気がします。
ただ、そもそも給与所得以上の人民元を貯めても日本に持ち帰るのが難しいという問題があります。