インドネシア一人旅 ジャカルタで財布を奪われ警察に行った話

2020年1月25日(土)インドネシア一人旅2日目。ジャカルタコタ駅近くで強盗に囲まれ財布を奪われました。現金だけでなく、クレジットカード等も無くなり大変な目に遭いました。

東南アジア旅行は今回で8か国目。毎年数回海外一人旅に行っていますが今まで危険な目に遭ったことはありません。ジャカルタの治安は悪くないと聞いていたので、すっかり油断していました。

財布を盗られた経緯

2020年1月25日(土)13時頃 ファタヒラ広場の観光を終え、バスに乗ろうとジャカルタコタ駅からバス停に向かいます。

列車駅からバス停に移動するには地下道を通る必要があるのですが、最初は分からずに地上をブラブラGoogle Mapを見ながら彷徨っていました。

▼赤線で囲った場所が現場

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列車駅裏の細い通路を歩いている時に、突然5人位の男に囲まれて体を押さえつけられます。

大声で「わー!わー!」と叫んで足元を指さしています。とっさの事だったので訳が分かりませんでした。

足元にはタバコの空き箱のようなものが落ちていて、一瞬「タバコを踏みつけるな」と叫んでいるのかとも思いました。

10秒ほど押さえつけらた後、今度は急に男たちが私の方からそそくさと離れていきます。

「あっ。財布を取られたかも」と思いショルダーバッグを確認すると案の定チャックが空いていました。

幸いパスポートやスマホなど他の物は無事だったのですが、クレジットカード2枚+キャッシュカード+現金が入った財布を盗られてました。気づいたときには男たちはワゴン車に乗り込み逃げてしまっていました。

クレジットカードの停止

まずは、クレジットカードを止めないとまずいと思い電話をかけれる場所を探します。

見当たらなかったので、実家にメールしてクレジットカードを止めてもらいました。

警察が見つからない

とりあえず、警察に行こうと思ったのですが、これが中々大変でした。

今いる場所はジャカルタコタ駅のそば、有名な観光地「ファタヒラ広場」の近くで警備員や警察官と思われる人も結構います。

警備員数人に「財布を盗まれた。警察署はどこか?」と英語で聞いても全く通じません。

翻訳アプリを使って話しても、聞く人によって全く違う答えが返ってきます。「ジャカルタコタ駅近くに警察署がある」と言われ、駅員で聞くと「バス停の西にある」と言われ、バス停のInfomationに聞くと「駅にある」と言われ1時間位たらい回しに遭います。

Google Map上で探した場所にも警察署が見当たらなかったので、一旦ホテルに帰ります。ジャカルタバスの交通カードは、財布ではなくポケットに入れていたので無事でした。

ホテルに協力してもらう

ホテルのロビーに事情を伝えて、警備員にスクーターで警察に連れて行ってもらいます。

ホテル警備員に連れて行ったもらった警察署。1件目は「盗難の被害届を受け付けていない」という事で受理されませんでした。

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2件目。ホテルから7分ほど離れた大きい警察署に到着。事情聴取を受けます。

警察事情聴取

警官はもちろん英語は話せないので、google翻訳を使って会話します。

一番最初に聞かれたのは「あなたの宗教は?」

その後、「どこで盗られたか?」「財布の中にいくら入っていたか?」等聞かれ、回答した内容を印刷してもらいました。

▼盗難証明書

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結局、財布盗難から証明書をもらうまで4時間以上かかりました。

幸いホテルにキャッシュカード1枚を残していたので、以降の旅のお金はそこから引き出しました。