上海の会社のコロナウイルス対策~監査がやって来た

上海ではここ1週間程コロナウイルスの新規感染者がほとんど増えていません。そのため私の会社では3月から一部出勤を再開しました。

3月3日、街道(上海市内の最小単位行政機関)の担当者が会社に来て、コロナウイルス感染対策が行われているか監査していきました。

※下記は私の会社が所属している上海市長寧区の某街道での内容です。同じ区でも街道やビルによって異なる事があります。

業務再開の届け出

私の会社では2月19日にネット上で業務再開の届け出を提出しました(企业复工备案登记)。感染対策が問題ないか監査に来ると連絡がありましたが、2月一杯は全員在宅勤務で会社には誰もいない状態です。そのため今までチェックを受けていませんでした。

感染対策準備

感染対策として会社が用意する必要があるマスク・非接触型体温計は日本から郵送してもらいました。2月3週に日本から郵送し3日で上海の事務所まで届きました。日中間の航空便は滞っているというニュースも見ましたが、2月後半時点では通常通りでした。

監査内容

3月3日午前に事前予告なしに街道の担当者4名が会社に来ました。

確認した内容は

  • マスク、消毒液、体温計があるか
  • 社員が業務中マスクをしているか
  • エアコンをつけていないか(エアロゾル感染の可能性があるので使用禁止)

これらは問題ありません。

ただ、追加で以下を行うよう言われました。

  1. コロナウイルス感染予防の具体的なルールを社員の見える場所に張り付ける
  2. 出勤した社員の体温測定を1日2回行い記録する。

1.については何でもいいとの事なので、街道が出しているルールをそのままコピーして作成しました。

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その他会話した内容は

  • 社員の食事についての注意事項
  • 社員が体調が悪くなった場合の処置(オフィスビル1階に観察室が作られたのでそこに連れていく)
  • 何か困ったこと不明なことがあれば遠慮なく街道担当者に連絡したほしい

等といった話です。全部で10分ほどで終わりました。