中国上海に戻ってきた。2月1日の空港、機内、地下鉄の様子

今日(2月1日)、春節旅行で滞在していたインドネシアから福建省福州を経由し、上海に戻ってきました。中国行きの国際線機内の様子や上海行きの国内線、上海の地下鉄の様子をまとめてみました。

新型コロナウイルス肺炎の状況

2月1日20時現在の新型コロナウイルス確定症例数は11890。死亡者は259です。外務省感染症危険情報では中国はレベル2(不要不急の渡航は止めてください。)となっています。

私は上海に住んでいて、来週から仕事も再開となり対応すべき事があるので戻ってきました。上海の企業は2月9日までの休業が決まっていますが、子会社がある某地方都市では今のところ2月3日から仕事が始まる予定です。

ジャカルタ空港の様子

2月1日06:00(インドネシア時間)スカルノハッタ国際空港に到着しました。

私が乗る飛行機は厦門航空の福州行き便です。チェックインカウンターにはマスクが入ったダンボールが並んでいます。

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すごい量のサージカルマスクです。私は昨日ジャカルタの薬局、ショッピングモールなどを回ってマスクを探したのですが何処も売り切れでした。既にこのように買い占められていたようです。

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08:00定刻通り出発。

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機内の様子。搭乗率は30%程度です。機内でCAの人が乗客一人ひとりの体温を測ってメモしています。

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また、健康カードに記入する必要があります。14日以内に武漢に行ったか。咳や発熱が無いか記載し入管に提出します。

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機内では乗客、客室乗務員ともに全員マスクをしています。

福州空港

14:30福州空港に着陸。飛行機を出る前にまた体温検査があります。福州市政府の要請により到着する全ての飛行機で検査が義務付けられているとの事です。

入国審査

飛行機には私の他に数人のロシア系外国人が乗っていました。中国の入国審査では今まで一度も質問をされた事がなかったですが今回始めて、滞在目的と何日滞在する予定か聞かれました。

上海行きのフライトが欠航

これから上海行きのフライトに乗り換えるはずでしたが、フライトが欠航になりました。

厦門航空の上海虹橋行きのフライトは一日4便ありますがそのうち3便が欠航になっています。また中国国内の航空会社のフライトは今日一日だけで9,461便が欠航になっています。

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厦門航空のカウンターで振替便を確認したところ、今日上海に行く便では東方航空の1席だけが残っている状態でした。

上海虹橋ではなく浦東に行くことになってしまいますが、振替をお願いします。他社便ですが無料で振替できました。

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今日の福州発便でも欠航が多く、空港に来た乗客が突然飛ばなくなって困っているというのを何度も見かけました。

福州空港国内線ラウンジ

ラウンジの食事は弁当の形で提供されます。

今はコロナウイルス感染拡大中なので、使い捨ての食器で、なるべくウイルスが感染しないようにとの配慮だそうです。
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上海行きのフライト

18:55定刻通り出発します。機内は満席です。マイナーな路線ですが、小学校高学年くらいの娘を連れた日本人親子も乗っていました。また他にも日本語を話している人がいます。

機内では、健康カード(上海版)が配られました。上海での住所や武漢への滞在歴、健康状態を記入します。

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上海浦東空港の様子

20:10上海浦東第一サテライトターミナルに到着。

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サテライトターミナルから地下鉄で第一ターミナル到着後に体温検査がありました。

体温検査用の機械が設置されていて、体温が高い人が通るとピーピーピーと警告音がなります。

空港は普段より大分人が少ないです。
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上海地下鉄2号線

20:50地下鉄2号線で中山公園駅に向かいます。ここでは体温検査などはありません。一番端の車両に乗ったのでガラガラです。

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地下鉄でもマスク着用率は100%です。

まとめ

2月1日現在の中国入国、空港、地下鉄の様子をまとめてみました。体温検査が数回必要だったり健康カードの記入が必要で少し面倒ですが、それ以外は特に手続き等ありません。空港や地下鉄は人が少なく100%マスクを着用しています。

中国の航空会社のフライトは今日は半分以上が欠航になっていて、交通の面では混乱状態となっています。当面の間はこのような状態が続くと考えられるので移動する際は要注意です。