2021年10月17日(日) 世界遺産「玉龍雪山」のトレッキングツアーに参加しました。標高3300mの麓から4600mまで登ります。この日は天気が悪くツアー参加者は私一人だけ。ガイドとマンツーマンでした。
ツアー概要
Ctripで下記ツアーを申し込みました。
- 会社:品慢之旅
- ツアー名:丽江玉龙雪山+文海一日游【徒步玉龙雪山南一峰】
料金は368元でした。(私はCtripで飛行機チケットも購入したので定価より20元割引)
料金には、ジャケット・登山用ポールレンタル。水、酸素ボンベ、昼食料金も含まれています。
玉龍雪山について
玉龍雪山は麗江市街地の北15kmほどの場所にある世界遺産です。13の峰があり最高峰は5596m。ナシ族の宗教の聖地にもなっています。
大部分の観光客はロープウェイを使って4,680mにある展望台まで登ります。ただ、今回私が参加したツアーはロープウェイを使わず麓から徒歩でのトレッキングです。南一峰に登るので、普通の観光客が行く場所とは全く別のルートです。
玉龍雪山へ
10月17日(日) 08:00 ホテルに迎えに来ました。
ガイド兼運転手は地元「ナシ族」の人です。
まずは、昼食の食糧買い出しに市場に向かいます。ガイドから「苦手なものは無いか?」「辛いのは大丈夫か?」など聞かれました。昼食代もツアー料金に含まれています。
話しを聞くと、このガイドは旅行会社「品慢之旅」の社長で、中国登山協会の会員でもあるそうです。この日の参加者は1人しかいないので、「利益が出ないどころか赤字だ」と嘆いていました。
途中「白沙古镇」にも立ち寄りました。ここは「麗江古城」や「束河古镇」と比べると観光地化されておらず、地元民の生活が見えるとの事です。
ナシ族の伝統的な建物が並んでいます。
文海
白沙古镇から山道を経由して車で走る事40分。文海に到着しました。
ここは写真撮影スポット。車を降りて草原を少し歩きます。
ただ、あいにくの天気で、何も見えません。
▼ガイド撮影
晴れていれば霧の向こうに山が見えるのですが・・。
登山口へ
文海を出て登山口へ向かいます。
スタート地点は地図上「哈冷古山口」と表示されている場所です。
ここは一般人は入ることが出来ません。中国科学院研究所の敷地内なので、道路が封鎖されています。
このツアーは登山道利用が許可されているので、道路のカギを開けて中に入ってきました。スマホ(联通)の電波は、文海前からほとんど繋がりません。
登山開始
09:40 真冬用の防水ジャケットと登山ポールをレンタルし(レンタル料はツアー代金に含まれる)、標高3300m地点から登山開始です。
ただ、スタート地点付近は科学院敷地内という事で写真撮影禁止です。
標高が高いので、無理をしないようゆっくり山道を登ります。
スタートから40分。写真撮影OKの許可が出ました。
山道はこんな感じです。
玉龍雪山の雪解け水が流れています。
コース上には所々キノコが生えています。
比較的高級な「牛肝菌」も何個か見つかりました。
松茸も多いそうですが、8月がピークで9月以降はほとんど見つからないそうです。
山をゆっくり登っていきます。
ガイドとマンツーマンなので登山中の写真を結構撮ってもらいました。
山小屋
11:30 山小屋到着。標高4000mです。
この山小屋は旅行会社「品慢之旅」が建てたもので、建築費用6万元。10人で1か月掛ったそうです。
担当のガイドはガイド歴12年。元々はこの玉龍雪山トレッキングツアーは韓国人向けに開催していて、韓国に住んでいる韓国人がわざわざやって来ていたそうです。山小屋にハングルの旗が貼ってあります。
ただ、コロナ後は一度も韓国人は来ていないそうです。日本人旅行者はかなり少なく、12年のガイド歴で私が4人目だそうです。
火を起こして料理開始。
青椒肉絲と野菜の炒め物と馒头。
午後のトレッキング
昼食後、トレッキング再開
今までの登山道と雰囲気が大分変りました。
後半は結構急な道が続きます。
足元が砂利で滑りやすく一度転びました。防水トレッキングシューズを履いていったのですが、靴の中にも泥や石が入ります。
14:40 標高4600m地点に到着。
▼ここまで動画も撮影しました。DJI Pocket2をリュックに装着
高山病はあまり感じず、うっすら頭が痛いくらいです。
帰りは来た道を戻ります。
結局往復で6時間50分かかりました。
まとめ
世界遺産「玉龍雪山」トレッキングツアーに参加しました。
天気がかなり悪く、先がほとんど見えないくらいの霧だったのは残念です。ただ、登山道自体は見たことが無い植物が多く中々面白かったです。また、ツアー客一人だけなのにガイドが親切だったので、機会があればまたリベンジしに行こうかと思います。
天気が良い時の写真を見せてもらいましたが、かなりキレイです。(Ctripのツアー紹介ページに写真があります)