うちの会社の社員は私以外は全員上海人です。昼休みに子供の塾や学校の話をよくしていますが、上海の学生は日本では考えられないほど勉強しています。
社員A、B、Cさんに聞いた話をまとめてみました。(全員1970年代生まれで私より年上)
Aさんの娘(小学2年生)
Aさんの娘は小学2年生(9月から3年生)。平日は学校から帰宅後、4時間以上勉強。毎日夜10時まで塾や学校の宿題をしています。
通っている塾
- 英語(週1回、1回3時間)
- 外国人教師の英語オンラインレッスン(週2,3回)
- 国語(週1回)
小学2年生なので学校の教科書は非常に簡単ですが、塾での勉強内容は全く異なります。かなり難しい内容で、Aさんでは教える事は出来ないので塾に通わせています。
私もAさんの娘が書いた英作文を見せてもらいましたが、知らない単語もあり英語力は完全に負けています。
学校のクラスメートも大体同じくらい勉強していて、全く塾に行っていない生徒は数人しかいません。
習い事
- 卓球
- 水泳
小学2年生にして既に近視が進行しているため、寝る時には視力矯正コンタクトを着用しています。卓球は視力回復のため。水泳は学校の体育の成績のため習わせています。
Bさんの息子(中学2年生)
Bさんの息子は1対1の個別学習塾に通っています。
1回(2時間)の授業料金は800元~1000元。最初に10万元(約150万円)をチャージして、そこから通うごとに引かれていきます。10万元をチャージしても半年も持たずになくなり、つい先日追加で10万元支払っていました。
その他塾もあるので、年間400万円ほど塾代がかかっています。
Cさんの息子(小学5年生)
Cさんは博士号を取得しているので、息子が小学3年生になるまでは塾に通わせずに自分で教えていました。今は数学だけ塾に通っています。
学年トップの成績で、学校の先生から個別指導の申し出があったそうです。学校の先生は自分が指導した生徒がどれだけ優秀な学校に進学したかも評価対象になるので、優秀な生徒を良い学校に入れようと必死になっています。
まとめ
上海市では子供の負担を減らそうと、小学校でのテストを禁止にしたり、中学入試の廃止を考えています。ただ、現状では小学生でも毎日数時間の自習が必要で勉強漬けの毎日になっています。