貴州省週末一人旅 中国の国酒「マオタイ酒」の故郷 茅台鎮観光

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2019年5月 貴州省週末一人旅2日目後半。遵義市観光を終え「マオタイ酒」の故郷 茅台鎮に行きます。

茅台鎮への移動

貴州省の省都貴陽から茅台鎮に行く際に、今回の旅行では下記のルートを通りました。

  1. 貴陽北駅→(新幹線)遵義駅
  2. 遵義駅→(路線バス)遵義忠荘バスターミナル
  3. 遵義忠荘バスターミナル→(長距離バス)仁懐市バスターミナル
  4. 仁懐市→(路線バス)茅台鎮

3.の移動からが今回のブログの内容です。

遵義市から仁懐市へ

2019/05/19(日) 12:40 遵義忠荘バスステーションから仁懐市に行きます。(38元)

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30分ほど走ったところで停車。公安が乗り込んできて身分証明書チェックがありました。

14:00 仁懐市バスターミナル到着。茅台鎮に向かうバスを探します。

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仁懐市から茅台鎮へ

この近くから路線バスが出ているはずなのですが中々見つかりません。百度地図や高徳地図でも調べても出てこないです。(茅台鎮では地図アプリのバスの乗り換え案内はサポートされていません)

地元の人何人かに聞いてようやくたどり着いたバス乗り場で茅台鎮行の路線バスにのります。写真の場所が乗り場です。バスターミナルから少し南東に移動した場所です。

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茅台鎮観光

15:00 茅台鎮の1915広場に到着。茅台鎮では街中どこにいても白酒の匂いがします。

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茅台酒について

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茅台酒は世界三大蒸留酒の一つで、この茅台鎮でとれる高粱を原料とした蒸留酒です。茅台酒を造っている会社「贵州茅台集团」は中国株の王とも呼ばれ時価総額1.1兆元。わずかな原価で莫大な利益を上げています。(2018年度決算では営業利益に占める直接生産コストは9%弱)

中国酒文化城

茅台鎮到着後、一番の観光地「中国酒文化城」に向かいます。

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地図上は近く見えますが回り道が必要なので結構歩きました。

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中国酒文化城に到着。

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5/18は国際博物館デーだったらしく、無料で入館できました。

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この場所は世界最大の酒文化博物館としてギネス記録に登録されています。敷地面積は3万平方メートルです。

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1950年代の貴重な茅台酒。

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ここでは壁一面に各種イベントで造られた茅台酒を展示しています。

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白酒を造る工程。素足で踏みつけ作っているのを見るとちょっと・・。

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この博物館では茅台酒以外にも中国の酒、世界中の酒が展示されています。

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 外国のお酒の展示

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茅台鎮の風景

博物館を出て街を散歩。この山の裏は四川省です。

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街の8割以上の店が白酒を量り売りする酒屋です。

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このように「かめ」に入った酒を必要な分だけ購入します。試飲も可能です。

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茅台鎮では茅台酒以外のブランドの白酒も作っています。同じ水源・材料を使っているけれど値段は大分安いです。

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白酒街。

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 数え切れないほどの店があります。

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赤水河。茅台酒を造る際にはこの水が使われます。

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紅軍四渡赤水記念園

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赤水河は共産党紅軍にとっても重要な戦があった場所です。

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遵義市内と同じように歴史教育施設が多くあります。

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白酒工場の営業担当者の観光案内

街をぶらぶらしていると1人の女性に声を掛けられました。生まれも育ちも茅台鎮の地元の人で白酒や街の歴史を教えてくれます。昔は本当に貧しい場所で、茅台鎮出身というと見下されていたとか、この高温多湿な環境が白酒を造るのに適しているとか。

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街を色々案内してくれました。

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神秘茅台

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1915広場

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茅台鎮での食事

晩御飯は酔里水街美食城の店で注文。茅台鎮は白酒の他、じゃがいもが名物です。50gの白酒とじゃがいも炒め、麺で24元。

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茅台空港

19:00 茅台国際大酒店の入口付近から発車する空港バス最終便で茅台空港に向かいます。(30元40分)

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空港手荷物検査後の待合スペースでも茅台酒が売っています。飛行機が1時間遅れたのでマッサージチェアでマッサージを受けます。(20分8.8元)

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22:10 上海行の飛行機に乗り今回の旅行は終了です。

1泊2日貴州省旅行 旅費まとめ

  • 上海虹橋→貴陽税込(東方航空)530元
  • 茅台→上海虹橋(吉祥航空)630元
  • 新幹線(貴陽北⇔凱里南往復) 117元
  • 新幹線(貴陽北→遵義) 46元
  • バス(凱里南⇔西江) 70元
  • バス(遵義→仁懐) 38元
  • その他交通費 112元
  • 観光地チケット 115元
  • 食費 123元
  • ホテル 189元
  • その他 22.8元

計1,992.8元。ギリギリ2,000元以内に収まっていますが、移動が多かったため結構費用がかかりました。