中国のインターネット検索大手百度(Baidu)が開発している自動運転プラットフォーム「Apollo」。このApolloについてのオンラインセミナーが「Udacity」で今年7月から始まりました。国慶節連休中に時間があったので受講してみました。
Apolloについて
Apolloは百度が中心に開発しているオープンソースの自動運転プラットフォームです。
百度開発連合
開発は百度だけではなく、ホンダ・BMW・フォード等の自動車メーカーやIntel・マイクロソフト・nvidia等も参画しています。ソースコードはgithub上で公開されているので、誰でも自由にダウンロードする事が出来ます。
2021年に完全自動運転車完成!?
Apolloのホームページにロードマップが記載されています。
2019年中には特定地域で走行する自動運転車を量産する。2021年中には高速道路、街中で自動運転する車を開発するとなっています。日本にも2019年に小型の自動運転バス「Apolong」を出荷するというニュースがありました。
オンラインセミナー内容
Apolloのオンラインセミナーは「Udacity」で受講できます。ビデオは全て英語ですが、中国語字幕も表示可能です。
自動運転を制御するうえで必要な下記をどのように実現するのかを学習します。
- HD Maps
- Localization
- Perception
- Prediction
- Planning
- Control
それぞれ内容についてビデオで解説があり関連する練習問題もあります。
上図はLocalizationの説明です。GPSでは1~3mの誤差があり正確な位置の特定が出来ない問題があります。どのような技術アプローチで正確な位置を特定し10cm単位の精度で地図上に位置情報を表示するのか等について解説があります。
人工知能等の知識が無くても分かるように解説されているので、自動運転技術に興味がある方は見てみると面白いかと思います。