【上海】コロナ対策で半分ロックダウン開始~最新のコロナ対策状況

コロナ感染状況が悪化している上海。昨日(27日)は有症状感染者50人と無症状感染者が3450人が報告されています。

感染が収束しないので、今日から市を東西に分けて4日間ずつ封鎖・PCR検査を実施することになりました。私は浦西に住んでいるためまだロックダウン対象ではないですが、規制が強化されています。長寧区の私が住んでいる地区の様子をまとめてみました。

3月以降の上海の感染状況

2022年2月 上海ではコロナの市中感染が一人も報告されていませんでした。

3月に入ってからコロナ感染者が出て、第2週には1日の感染者が数人と無症状感染者が数十人単位となります。

感染者や濃厚接触者の居住地を封鎖したり、市全域を複数ブロックに分けて住人に対して隔離・スクリーニング検査を行ってきましたが感染拡大を防ぐことが出来ず、ついには1日3000人を超える感染者となりました。

長寧区の私の住んでいる小区(住宅団地)での状況は以下の通りです。

  • 3/16(水) 小区で任意の無料PCR検査(PCR1回目)
  • 3/17(木) 小区封鎖。強制PCR検査(PCR2回目)
  • 3/18(金) 15:50小区封鎖解除
  • 3/21(月)~25日(金) 出勤
  • 3/26(土) 抗原検査キット配布(抗原検査1回目)
  • 3/28(月)~ 在宅勤務(オフィス入館に48時間以内のPCR結果が必要に)
  • 3/28(月) 抗原検査キット配布(抗原検査2回目)
  • 4/01(金)~ 浦西全体封鎖予定

▼隔離・PCR検査の過去記事

ai-china.hatenablog.com

今週から私の会社のオフィスビルは48時間以内のPCR結果が無いと入館不可になったため在宅勤務としています。

現在上海のPCR検査会場はどこも大行列で2,3時間並ぶのが当たり前という状況です。

26日(土)の朝に娄山关路の「天山中医医院」のPCR検査会場の近くを通ると行列が1km以上続いていて「遵义路」まで伸びていました。

抗原検査キットの配布

26日(土)午後 地元自治体の係員から抗原検査キットを受け取りました。

「検査をして陽性だったら連絡するように」との事です。

検査は簡単で10分もしないうちに結果が出てきました。結果は陰性です。

そして今日(28日)抗原検査キットがまた配られました。

半分ロックダウン

今日から行われるロックダウンのエリアは下記の通り。

  • 浦東 03月28日~04月01日
  • 浦西 04月01日~04月05日

この期間中は外出禁止で、交通機関も全てストップします。更にもし同じエリアに感染者がいた場合は外出禁止期間が更に伸びることになります。

まとめ

上海の現在のコロナ対策の状況をまとめてみました。

中国の他の都市では1日数十人単位の感染者でもロックダウンして住人に対して何度もPCR検査を繰り返し強引にゼロコロナに持っていくという形を採っていますが、上海は経済規模が大きいため部分的な閉鎖で感染者を抑え込もうとしていました。

ただ、結果的にこの経済への影響を最小限にしてコロナをゼロに抑える政策「动态清零」は失敗に終わり、感染が日々広がっている状況です。