上海で半年ぶりにコロナ感染確認~生活が不便に

2021年8月2日に上海でコロナ感染者1名が確認されました。上海での市中感染は半年ぶり、その後コロナ対策強化により生活が不便になっています。

上海でのコロナ感染者

感染者は上海浦東空港で働く53歳。国際線貨物機の貨物運送業務に携わっていました。

高リスクエリアで働く作業者のため週1回PCR検査を受けており、7月22日、28日に受けたPCR検査では「陰性」。8月2日の検査で「陽性」と確認されました。

7月22日~23日にかけて防護服を解いて作業するなどの高リスク行為を行っていて、その際に感染したのではないかと言われています。(潜伏期間があるので直ぐには「陽性」とはならない)

遺伝子検査の結果、感染したのはデルタ株。ただ、南京を発端とした中国国内で広がったものとは無関係です

濃厚接触者は67人、濃厚接触者の濃厚接触者は377人。全員隔離対象となり集中隔離措置が取られています。

また、感染者の居住エリア「浦东新区川沙新镇华夏二路心圆西苑小区」も封鎖され、全員(4000人以上)隔離対象となっています。

f:id:denim012:20210806152058j:plain

これら隔離対象者に加え、上海浦東空港職員の合計68,517人にPCR検査を2回実施しましたが全て「陰性」で今のところ広がりを見せていません。

隔離対象市民は14日間団地外に出ることが出来ず、隔離1日目、7日目、14日目にそれぞれPCR検査が実施されます

上海のコロナ対策の強化

今回のコロナ発生を受け、上海市のコロナ対策が強化されています。

私の会社のビルでは、「マスク未着用での入館禁止」「配達員の入館禁止。出前はビル入口外の棚に」「エレベーター内に消毒液配置・ボタンは直接押せないようビニールで覆う」等今週から急に厳しくなりました。

逆に言うと、先週までは何のコロナ対策も無く配達員がマスク無しで自由に部屋まで持ってきてくれる状況でした。私も先月は地下鉄に乗った3日間以外はノーマスクの生活でした。それが今週からマスク生活に逆戻りです。

今朝のニュースを見ると上海市では「大規模イベントの延期」「一部スーパーから国外輸入冷凍食品の撤去(過去に冷凍食品から感染した事例があったため)」「解熱剤・風邪薬の販売規制強化」「老人ホーム入居者家族面会の禁止」等以前行われていたコロナ対策が復活しつつあります。

上海外へ移動するリスク

今は中国国内でデルタ株のコロナが散発しています。各地とも規制強化をしていて、地域や施設によって対応もまちまちです。

上海滞在者がホテル宿泊する場合48時間以内のPCR検査結果が必要」「高速道路のサービスエリアに入るにはワクチン接種記録が必要(無いとトイレも使えない)」等という場所もあります。

また、20省の1152か所のA級観光地が今週までに一時閉鎖となっています。

私は今週末浙江省にトレッキングに行こうかと考えていましたが、面倒な事に巻き込まれる可能性もあるので断念しました。

観光客が減っているせいか上海市内のホテル価格が安くなっているので(夏休み前の相場)、市内でホテルステイでもしようかと考えています。

▼飞猪でマリオットホテルの90元割引券を販売しています。

f:id:denim012:20210806103127j:plain

まとめ

上海で半年ぶりにコロナ感染者が確認され生活が不便になってきました。その後、感染拡大は確認されず今のところ感染者は1人だけです。

ただ、中国全土でコロナ感染者が出きていて面倒な規制も増えてきているので、しばらくは上海引きこもり生活を続けようかと思います。

ちなみに、昨晩行ったスーパー銭湯(new star天山店)はいつもと変わらず、白人・黒人・日本人を含む客が来ていました。