保有していた中国株が突然売買停止-格力电器の停牌

12月2日 保有していた深センA株の「格力电器(000651)」が売買停止となりました。中国株は、このように突然売買停止になることがあり、長い場合は何か月も保有株の売却が出来なくなります。

格力电器の売買停止の理由

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今回の売買停止の理由は筆頭株主の異動について進展があったためです。深セン証券取引所から公表された内容は下記の通り。2019年12月2日から売買停止、具体的にいつから取引再開になるかは記載が無く、会社の公表を待つしかありません。

珠海格力电器股份有限公司控制权变更事项拟发生重大进展,根据本所《股票上市规则》和《深圳证券交易所上市公司信息披露指引第2号——停复牌业务》的有关规定,经公司申请,公司证券(证券简称:格力电器,证券代码:000651)于2019年12月2日开市起临时停牌,待公司通过指定媒体披露相关公告后复牌,敬请投资者密切关注。

  深圳证券交易所

  2019年12月2日

12月2日夜 会社から格力集团が保有している格力电器の株を珠海明骏に売却することが発表されました。売却額は416.62億元で発行済み株式の15%です。

これにより筆頭株主が珠海明骏になり、格力集团(国有企業)の保有株は3.22%まで下がりました。要するに民間主体の企業になりました。

売買再開後の株価

12月3日 株売買が再開されました。筆頭株主異動のニュースを受け株価は大幅高。上海総合指数は動きが無い中、格力电器(000651)は先週末比+5.35%です。

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このように中国株が売買停止になったからと言って、必ずしも悪いニュース(株価が下がる)という訳ではないです。