5月6日(先週の月曜)トランプ大統領のツイートをきっかけに中国株が急落しました。私が保有している上海、深センA株にも影響があり、価格が下落しました。
トランプ大統領「25%関税」発言後の上海総合指数
突然のツイートで大幅下落
5月6日トランプ大統領がツイッターで中国からの輸入品2000億ドル(約22兆2200億円)相当に対する関税率を現行の10%から25%へと引き上げる考えを示しました。
大半の人は米中貿易交渉がある程度順調に進んでいると考えていたので、突然のツイートに関係悪化懸念から大幅な売りが入り上海総合指数は4月末の終値と比較して6%下落しました。
その後、「トランプ流の脅しで実際には実行されないのではないか」、「米中閣僚級貿易協議での関税引き上げ回避できるのではないか」という憶測もあり株価はもみ合いが続きます。
交渉決裂で急落からの急上昇
5月10日に交渉が決裂し、2000億ドルに対して25%への引き上げが決まった瞬間は株価が急速に下落。ただ、何故かその後大きく戻し前日比+3%と上昇します。
更なる追加関税と報復で先が見えない・・
中国側は報復関税としてアメリカからの輸入600億ドルに対し最大25%を課すと発表。アメリカは追加で3000億ドルの輸入に対して最大25%を課すと発表し泥沼に陥っていきます。ただ、中国の株価は堅調で今週に入ってからは値動きがほとんどありません。
図.上海総合指数の30分足チャート
何故中国株はそれほど下落しないのか
中国株は5月6日に大きく下落しましたが、その後悪いニュースが立て続けにあった割には株価は動いていない状況です。
5月1周の「北上資金」(海外投資家などが香港を経由して上海、深センA株売買)は174億元の売り越し(売り越し金額は歴代2位)。更に今日5月14日は109億元の売り越し(1日の売り越し額としては歴代2位)となっており海外投資家は中国株を売っています。
にも関わらず下落しないのは中国政府(国家队と呼ばれる社保基金、养老基金、中央汇金等)が株を必死で買い支えているからとも言われていますが真相は不明です。
5月の損益
私の5月(14日まで)の損益は下図の通りです。
現金比率を多めにし株をあまり保有していないので、額は大きくないですがマイナスとなっています。